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 東京2020オリンピックは23日に開催予定。日本では新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)の流行が未だに深刻なため、史上初の無観客オリンピックとなる。また、これまでにない特別なところは、5,000個のオリンピックメダルが、リサイクルしたものから心と感情を込めて独自に製作されたことだ。

 今回使用されるすべてのメダルは、廃棄物「都市鉱山」をリサイクルした金・銀・銅で作られた。2016年リオデジャネイロオリンピックでも一部のメダルにリサイクル由来の金属を使用したが、すべてのメダルにリサイクル金属を使用したのは今回が初めてだ。

 「都市鉱山」とは、大量に廃棄された携帯電話や家電製品のことである。回収・分類し、その中から金・銀・銅などの金属を抽出してメダルを作る。専門家によると、このメダルの最も優れたところは、二次廃棄物が発生せず、すべての材料が本来の目的に沿って使用されていることだ。

 今年の東京オリンピック・パラリンピックで必要な金・銀・銅メダルの総数は5,000個で、金が約32kg、銀が約3,500kg、銅が約2,200kg使用された。

(翻訳・徳永木里子)