重慶市で14日夜、大規模な抗議事件が発生した。本来無料である駐車場が有料にされて、住民の不満を引き起こしたことが発端だった。警察官が抗議現場へかけつけ抗議者を鎮圧。現場から銃声が聞こえたという。

https://youtu.be/sT569mOVQOY

 事件は重慶市江津区の恒大金碧天下団地で発生した。恒大集団(不動産開発会社)は本来無料の地下駐車場を第三者に売却して駐車料金を徴収したことで、多くの住民の不満を募らせた。14日夜、大勢の住民が街頭に出て抗議活動を行い、1000人近くの警察官と警備員が現場に駆けつけて事態を収拾し、双方で一時衝突が起きた。

 あるネットユーザーはツイッターで同事件について、「恒大集団がすべての駐車スペースを1台3万元(約51万円)で不動産に売り、不動産は1台7万元(約118万円)で家主に販売したので、トラブルが発生した。警察がバスで来て、そのまま当事者を連れ去った」と明かした。

 ネット上の動画によると、重慶なまりの女性が動画の中で「衝突が起きた」と言って、その後に銃声が聞こえてきたとのこと。

 同事件は、中国のメディアでは報道されておらず、中国のソーシャルメディアでも関連ニュースがない。

(翻訳・藍彧)