中国人権派弁護士陳光誠氏は、9年間の米国での亡命生活を経て、このほど米国に帰化した。陳氏は、中国共産党(以下、中共)に対して強硬な態度を取るべきであり、宥和政策を放棄するよう米政府に呼び掛けた。
AP通信によると、陳氏は6月21日にボルチモアで米国市民権を取得し、8日にニューハンプシャー州マンチェスターで彼の弁護団と会って祝った。
同氏は「自由の国である米国が我々を受け入れてくれたことに感謝している」と述べた。元駐ベリーズ米大使、弁護団の一員であるジョージ・ブルーノ氏は「中国での軟禁から米国市民になるまで、合計15年間かかった」と語った。
米国に帰化した陳氏は、中共への見方を今も変えていない。「米国が中共に対してより強硬な態度を取り、宥和政策を放棄すべきだ。中共と交渉するだけなら、彼らは全く恐れない。中共は常に残忍で理不尽だ」
(翻訳・徳永木里子)