7月に入ってから、中国各地で暴風雨や竜巻などの異常気象が多発し、田畑や村が浸水し、各地が被災している。北京市洪水干ばつ対策指揮部弁公室の最新の情報によると、12日の降雨量は増水期に入って以来最も強い、持続時間が長く、累積雨量が多く、短時間の強風を伴うという特徴があるという。
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中国気象局は、北京市、天津市、河北省北部、内モンゴル自治区の南東部、遼寧省西部、山東省北部、江蘇省と安徽省の北部などの地域において、12日午前8時から13日午前8時まで、大雨から集中豪雨が発生すると予報している。
豪雨の影響を受け、北京市は11日夜から12日まで、すべての屋外スポーツ、文芸、商業などの活動を中止し、12日には小・中学校、幼稚園が休校し、高校では教員と生徒の屋外調査、実習、集中的な活動を中止することを発表した。このほか、北京では700便以上のフライトが欠航した。
12日、渠江の洪水が氾濫し、四川省広安市を通過し、洪水の高さは21.75メートルに達した。洪水は各地の堤防を越えて、多くの町の建物の1階が天井まで浸水した。ネットユーザーが投稿した動画によると、四川省広安市岳池県羅渡鎮で、川水が堤防を越え、羅渡鎮全体がたちまち一面が海のようになり、多くの建物の1階部分が浸水した。道路は完全に川になり、水面には雑多なものが漂っており、移動手段はゴムボートのみとなっている。
河北省武安市では、集中豪雨により道路が川になり、多くの市民が流された。ネット上の動画によると、豪雨で道路が冠水し、木に抱きついて身を守る人もいたという。
11日、河南省の各地で豪雨が降り、焦作市北部の山沿いでは50ミリ以上の雨が降った。豪雨の影響で川沿いの一部の村は洪水に見舞われ、多数の車が流された。
10日、山西省五台山の観光名所では、夜19時から20時にかけて豪雨が降り、1時間で77 ミリの降水量を記録した。豪雨により洪水が発生し、一部の道路が破壊された。
豪雨のほか、中国各地で竜巻が発生した。山東省聊城市莘県は竜巻に見舞われ、多くの車が吹き飛ばされて負傷者が出た。甘肅省ガンナン(甘南)自治州の川を渡る橋では、10メートル以上のガードレールが風で吹き倒され、一時は車が通れない状態になった。
(翻訳・吉原木子)