中国製ワクチンの有効性が疑問視されている。最新の研究によると、世界でワクチン接種率が最も高い国のうち、少なくとも6カ国の週間新規感染者数が増え続けており、うち5カ国が中国製ワクチンに依存している。
7日米メディアCNBCの報道によると、6日まで、100万人当たりの週間新規感染者数が1000人を超えている国は36カ国だという。CNBCはこの36カ国のうち、1種類以上のワクチンを接種した人口が60%を超えた国を調べた。その結果、この条件を満たす6カ国で、うち5カ国が中国製ワクチンに依存していることが分かった。アラブ首長国連邦(74%)、セーシェル(72.1%)、モンゴル(63%)、ウルグアイ(66.5%)とチリ(67.3%)である。6ヵ国で唯一、中国製ワクチンに依存しない国はイギリス(66.8%)である。
5月の中国当局の公式メディアの報道によると、モンゴルでは、シノファーム製ワクチンを230万回接種した。
ロイター通信は先月、チリではシノバック製ワクチンを1680万回接種したと報じた。
アラブ首長国連邦とセーシェルは最近、別のワクチンを導入し始めたが、接種初期でシノファーム製ワクチンに依存していた。ウルグアイでは、シノバック製ワクチンとファイザー製ワクチンが最も多く接種されている。
中国製ワクチンの有効性への疑問に対し、シノファームとシノバックはCNBCの取材に応じなかった。
(翻訳・吉原木子)