雲南省瑞(ずい)麗市当局は7日、6日に現地で新規感染者18名が確認されたと公表した。そのため、瑞麗市は再び封鎖され、住民は全員自宅に隔離された。人が行き来するのを防ぐため、当局は瑞麗市の国境に、戦争時にしか使わない有刺鉄線のフェンスを張った。
公式メディアの報道によると、瑞麗市当局は7日0時から、市の主要エリアを閉鎖し、すべての市民を自宅隔離し、全市の学校と各種研修機関はすべて休校にすると発表した。また、瑞麗市で感染拡大したウイルス遺伝子配列を測定した結果、ゲノム配列は隣接国で流行しているデルタ変異株との類似性が高いことがわかった。
公式メディアは6日、雲南省徳宏州では、4日24時までに、合計170万2,856回のワクチンを接種し、93万4,071人が接種完了しており、全人口における接種率は96.92%に達したと報じた。
「ウイルスが変異した後、ワクチンはまだ効果があるのか?」と問い合わせた市民に対し、当局は、ウイルスの突然変異によって既存のワクチンが効かなくなるという証拠はないという一点張りだった。
ネットユーザーが寄せたコメント。
「中国共産党は、ワクチンの予防接種率を上げるのに尽力しているのは国境を開放するためだと主張しているが、瑞麗市を見れば実際は違うことがわかる。中国製ワクチンを接種する限り、たとえ接種率が100%でも国境を開放できないだろう」
「政府はワクチンが効かないことを知っているので、100%の人がワクチンを接種したとしても、クラスターの際にはやはり町を封鎖する」
(翻訳・藍彧)