茂木敏充外相は6日の記者会見で、新型コロナウイルスのアストラゼネカ製ワクチン約113万回分を、8日に台湾へ空輸すると発表した。124万回分を送ったのに続く追加供与となる。茂木氏は、様々な形でお互いに助け合っていることは、台湾と日本の友好関係の証であると強調した。これに対し、台湾の蔡英文総統は同日、改めて感謝の意を表すメッセージを発表した。

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 茂木氏は6日午前の定例記者会見で、台湾に送るアストラゼネカ製ワクチン第2弾113万回分の準備が整い、8日に台湾へ空輸される予定であると発表した。茂木氏は、東日本大震災発生時に台湾から「心温まるさまざまな支援をいただいた」と言及し、「台湾が困難に直面する中、感染拡大防止に寄与することを期待している」と述べた。

 これに対して、中華民国外交部はプレスリリースで「中華民国政府と国民を代表して、心から感謝を申し上げます」と述べた。

 蔡総統もフェイスブックなどで、日本政府に「改めて感謝する」と表明し、「この友情のワクチンによって、より多くの台湾人の感染リスクを低下させていく」と投稿した。

 蔡総統は、東京オリンピックの開幕が迫っていることにも言及した。「東京オリンピックの開催は、世界でコロナが流行しているにもかかわらず、スポーツ競技を積極的に利用して友好と平和を、促進していることを示すだけでなく、人類が共にウイルスと戦う決意を象徴している」

 「新型コロナウイルスの中で繰り広げられている東京オリンピックを盛り上げ、世界の人々を奮い立たせ、苦境から抜け出すため、台湾の選手たちは最善を尽くして準備し、共に日本で戦うことを楽しみにしている」

(翻訳・吉原木子)