米アラバマ州モンゴメリー市の男性は、豪雨の中車が雷に直撃されただけでなく、雷に直撃されて倒れた木も車に当りましたが、この困難を彼はことごとく回避することができたと、ローカル紙の『モントゴメリー・アドヴァーティサー』が5月17日に報道しました。本当に世界で最も幸運な一人と言えます。
5月4日、米アラバマ州モンゴメリー市在住のヘンリー・チェラミー(Henri Cheramie、37)さんは、雨風が激しい悪天候の中、道路を車で走行していました。突然、雷鳴が轟いたので、ヘンリーさんは何が起きているのかを確認するため、車を止めました。サンルーフから半身を出した瞬間、雷に打たれた大きな木が倒れ込んで、ボンネットにぶつかり、車の前半分を押しつぶしました。木の枝がヘンリーさんの目の前に倒れていました。好奇心で立ち上がらなかったら、ヘンリーさんは倒れた木に当たって死んでいたかもしれなかったのです。
その後、雷が近くの電線を直撃し、後ろで変圧器が破裂したことに、彼は気づきました。周りで眩しく輝きながら放電しているのを見て、身動きがとれないヘンリーさんは大きな音をだして助けを呼びました。幸いなことに、近くで仕事をしていた庭師がこの信じがたい光景を見て、ヘンリーさんを救出するためにすぐに911に通報してくれました。
消防士が到着し、倒れた木を車に固定し、木の幹を切断し、車体も切断して、やっとヘンリーさんは車から救出されました。さらに不思議なことに、ヘンリーさんにはわずかな切り傷と擦り傷しかありませんでした。正に幸運な人です。
Henri Cheramie survives a tree falling on his car https://t.co/vHZKQkPa7n
— MontgomeryAdvertiser (@MGMAdvertiser) May 12, 2021
(翻訳・柳生和樹)