2015年、人民大会堂で国賓を歓迎する習近平総書記。(Agencia de Noticias ANDES, CC BY-SA 2.0 , via Wikimedia Commons)

 米シンクタンクであるピュー研究所が6月30日に発表した、先進17カ国・地域を対象とした世論調査によると、回答者の69%が中国(中国共産党)に対して否定的な見方をした。そのうち、日本は最も高い割合の88%となり、台湾は69%となった。2月1日から5月26日までの調査期間中、合計18,850人がアンケートに答えた。

 同研究所は、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、ベルギー、オーストラリア、ニュージーランド、日本、韓国、シンガポール、台湾などを含む、ヨーロッパ、北米、アジア太平洋地域の先進17カ国・地域を対象に、一般の人々の「中国に対する認識」を調査した。

 調査結果によると、北京政府に対して否定的な見方をしている人は69%で、多くの国は過去最高を維持しているか、それに近い状態になっている。日本の88%が最高で、次いでスウェーデンが80%、オーストラリアが78%、韓国が77%、アメリカが76%、台湾が69%となった。最も低いのはシンガポールの34%とギリシャの42%で、半分を超えていないのはこの2か国だけであった。

(翻訳・徳永木里子)