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 湖北省武漢市民の李さん(男性)は、1ヶ月前から原因不明で右目からよく涙が出るため、病院で検査した結果、鼻腔の中に歯が生えていたことが分かった。医師は「40年務めているが、こんなのは初めてだ」と述べた。

 李さんは武漢市の眼科病院へ検査に行ったところ、鼻腔内に嚢腫があることを初めて知った。しかし、医師が嚢胞を取り除く手術をしようとした時、嚢胞の中に歯があることに気づき、驚いた。その歯は、鼻の上顎洞の後側壁に生えていた。その形は私たちの普通の大臼歯と同じで、ピーナッツと同じくらいの大きさである。

 医師によると、鼻腔の上顎洞に歯が生えることは珍しいことではないが、嚢胞がここまで大きくなって涙管を塞いでしまったのは、40年の診療経験の中でも初めてのことだという。

 嚢胞を取り除く手術が成功し、患者は間もなく退院できるという。しかし、医師は「歯を抜くと位置的に大きいダメージを与える可能性がある」と説明して歯を抜かず、嚢胞を除去して新たに涙管を再建することにした。

(翻訳・藍彧)