7月4日は米国の独立記念日。トランプ前大統領は3日、米南東部フロリダ州サラソタで開催された「セーブアメリカ」集会で演説した。左派やいわゆる「キャンセルカルチャー(注)」は、米国の文化遺産を破壊し、人々が愛する米国を台無しにすることを目的としているとし、米国の文化遺産を守り、左派の影響に抵抗することがすべての保守派の使命であると述べた。
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トランプ氏は、「我々は全国の若者を教育し、ジョージ・ワシントン、エイブラハム・リンカーン、トーマス・ジェファーソン、ジョン・アダムス、ベンジャミン・フランクリン、ジョン・ハンコックは米国人の永遠のヒーローであることを(若者たちに知られるよう)教える。彼らは、我々の歴史から取り除かれることも、我々の心から「キャンセル」されることもないと述べた。
また、米国文化遺産を破壊し、人々が愛する米国を滅ぼそうとしている反米左派の人々を非難した。「参加者全員の使命は、(文化)遺産を守り、自由を守ることだ」
集会当日はにわか雨が降ったにもかかわらず、人気を博したという。これに対し、トランプ氏は「偉大なフロリダ州から来た数千人もの誇り高きアメリカの愛国者たちと、一緒にここにいられることを嬉しく思う。彼らは、信仰、家族、神様、そして国などの理念をしっかりと支持している。自由で公正な選挙と強固な国境を求めることを、決して忘れないでしょう」と感謝の意を表した。
注:キャンセルカルチャー(cancel culture)とは、個人や組織、思想などのある一側面や一要素だけを取り上げて問題視し、その存在すべてを否定するかのように非難すること。 文化的なボイコットの一つ。 ソーシャルメディアの普及に伴い、2010年代半ばから多く見られるようになった。
(翻訳・徳永木里子)