追悼集会現場の様子(写真撮影:看中国/神谷)

 中国共産党の支持者5名は1日、複数の人権団体が東京で開催した「中国共産党結党100年にあたり全ての犠牲者を追悼する集会」に乱入し、警察に逮捕された。

 チベット、新疆ウイグル、内モンゴル、香港の人権団体は1日、中国共産党が創立以来100年間で殺害したすべての人々を追悼する集会を東京で開いた。チベット仏教のラマ僧が法要を行っている最中に、会場にいた1人の中国人男性が突然、中国語で「共産党万歳」と何度も叫び、会場の秩序を乱した。同男性は逃げようとしたところ、駆けつけた警視庁の警察官に現行犯逮捕された。その後、さらに4人(全員男性)の中国人が大声で叫んで逃げようとしたが、全員が警察官に逮捕された。

 同日、人権団体は東京で「中国共産党結党100年にあたり全ての犠牲者を追悼する集会」と新宿中央公園で行った「中国共産党に抗議するデモ」という2つのイベントを開催した。

 ネットユーザーは、6月30日にインターネット上で、7月1日の午後に新宿中央公園で行われる「中国共産党創立100周年記念デモ」への参加者を募り、参加者には1人4,000円が支払われるというメッセージが投稿されていることを発見した。そのデモは、人権団体のデモの時間と場所が重なっており、中国共産党政権は意図的に人権団体のデモ行進を妨害しようとしたことを示している。追悼集会を妨害した5人も、中国共産党に雇われてトラブルを起こしたと思われる。

中国共産党創立100周年記念デモ行進の参加者を募集するメッセージ(イメージ:看中国/神谷)

(文・黎宜明/翻訳・吉原木子)