7月1日、香港当局は1万人以上の警備を出動した。(写真撮影:看中国/李天正)

 7月1日は香港国家安全法施行の1周年記念日にあたり、香港当局はこれまでに100人以上を逮捕し、「7.1」当日のデモも禁止した。当局は1万人以上の警備を出動させたとの情報があり、保安局も「集会制限令」や「国安法」などに違反するなと警告した。

 7月1日は「香港国家安全法」施行1周年であると同時に、中国共産党創建100周年でもある。香港保安局によると、これまで計117人が逮捕され、うち64人と3社の企業が起訴されたという。そのうち、大多数は民主派で、デモに参した記者、学生たちである。最年少は15歳、最年長は79歳であった。英紙ガーディアンは、少なくとも128人が逮捕され、うち17人しか保釈されなかったと報じた。

 情報筋によると、香港当局は1日1万人以上の警備、放水車と装甲車を出動させた。午前中の国旗掲揚や祝賀宴会の間、テロ対策特殊部隊が湾仔(シ)周辺をパトロールした。また、必要があれば、ビクトリアパークを閉鎖するという。

 保安局は1日、公共秩序と公共の安全を害し、「集会制限令」、「公安条例」、「刑事犯罪条例」、「国安法」などに挑戦しようとする者がいれば、法律に基づいて厳重に処理するとし、公然と法律を犯さないように警告した。

(翻訳・吉原木子)