Klein Vision社の空飛ぶ車(YouTube動画のスクリーンショット)

 スロバキアのKlein Vision社は6月28日、開発中の空陸両用車「AirCar」で同国のニトラ(Nitra)空港からブラチスラヴァ(Bratislava)空港まで約35分間のフライトを行い、初の都市間飛行に成功しました。

 車から飛行機に変形するまでわずか2分15秒でした。

 Klein Vision社の共同創設者で、この空陸両用車を開発したStefan Klein教授によると、高度2,500mで約1,000kmの飛行が可能で、すでに40時間の飛行時間を記録しているといいます。同車は総重量200kgまでの2人を乗せることができ、巡航時速は170kmです。 ただし、ドローンタクシーとは異なり、垂直に離着陸することはできず、滑走路が必要です。

 Klein Vision社はこの空飛ぶ車の開発に約2年かけ、投資額は200万ユーロ(約2.7億円)未満だったといいます。

 日本では昨年8月25日、「空飛ぶクルマ」を作るSkyDrive社は 電動垂直離着陸機(eVTOL)「有人機SD-03」の公開飛行試験に日本で初成功しました。乗員は1人で、パイロットの操縦だけでなくコンピュータ制御のアシストにより、飛行を安定させているといいます。

Klein Vision社の空飛ぶ車:

(新時代Newsより転載)