1917年11月、ウラジーミル・レーニンらロシア共産党員は暴力革命により合法的なロシア政府を転覆し、世界初の共産主義政権を樹立した。
この暴力革命はロシアで当時使用されていたユリウス暦の10月に起こったので、「十月革命」と呼ばれている。「十月革命」は世界規模で共産主義運動が勃発する端緒となった。統計資料によると、今まで共産主義運動による死者は1億人以上に上る。
2017年、米国政府は「共産主義犠牲者の国家的記念日(毎年11月7日)」を設立した。2018年、ホワイトハウスは「共産主義政権によって殺害され迫害された人々の名声に表敬する」声明を発表し、「世界中の平和、繁栄及び自由を祈る人々のために堅実な支援を提供する」と強調した。
殺戮の歴史
「十月革命」後のロシア内戦はまさに大災難だった。一連の動乱の中、戦争、飢餓、ボリシェビキによるテロリズムの結果として、1,200万人ものロシア人が死亡した。内戦の後、ヨシフ・スターリンによる虐殺は四半世紀続いた。約2000万から3000万人が人為的な飢餓と悪名高い強制収容所によって命を奪われた。
中国共産党の大量虐殺はレーニンとスターリンより更にひどかった。大躍進や文化大革命を含む中国共産党の大量虐殺により、少なくとも6000万人の中国人の命が奪われた。
北朝鮮、ベトナム及びカンボジアなどの小国の共産主義政権は、自国民のかなりの割合を殺害した。カンボジアでは、独裁者のポル・ポトが大量虐殺を組織し、当時800万人だった国民のうち200万人から300万人が死亡した。
ドナルド・トランプ大統領は2018年の11月7日に、ホワイトハウスメッセージで「これらの犠牲者や他の多くの残虐行為は、共産主義が人類の精神と繁栄に絶え間なく打撃を与えてきたという否定できない事実を静かに証言している」と述べた。
現在進行中の犯罪
今日の中国は、現代化された超大国としての地位を確立しようとしているが、中国共産党は中国国民をジョージ・オーウェル式の監視ネットワーク、「社会信用システム」及びその他の厳しい規制にさらしながら、政治家、宗教信仰者及び少数民族に対する残虐な迫害を続けている。
1989年6月4日、中国共産党中央軍事委員会の指示を受けて、中国人民解放軍が北京市の天安門広場で大学生を中心とした一般市民のデモ隊に対し、銃剣・機関銃・装甲車・戦車で大虐殺を行った。
1999年、中国共産党は文化大革命以来最大の政治運動を開始し、1億人の法輪功学習者を対象として迫害し始めた。この迫害は現在も続いている。最近、遼寧省大連市に住む女性法輪功学習者毛嘉萍氏は中共の警察に連行された。日本企業に勤める娘の付偉彤氏は「今回は全国統一の不法な逮捕であり、母だけでなく、大連市公安局は計29名の法輪功学習者を連行していたことが分かった」と語った。
2006年から、法輪功学習者を中心とする良心の囚人が、中国の病院で臓器を摘出され、殺害されていることを示す証拠が得られた。
最近数年間、約百万人のウイグル人が中国の強制収容所でイデオロギー的な洗脳や身体的虐待、そして拷問に苦しんでいるという報告が出ている。
昨年、中国共産党政権の新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎、COVID-19)の隠蔽によって、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)が世界各地に拡散し、世界的なパンデミックが起きた。その結果、今日まで、14,705人の日本人を含む、世界全体で約395万人以上の方々が亡くなった。
(看中国編集部)