インドと中国の両国はこのほど、国境に兵力を増強した。双方の行動が外界からの注目を集めた。
ブルームバーグ27日の報道によると、情報に詳しい4人の関係者は、インドはここ数ヶ月の間に、インドと中国の国境沿いの3つの地域に軍隊と戦闘機部隊を配備したと明かした。国境沿いのインド軍は昨年より4割増えて20万人となった。また、インドは最近、5万人の兵士を国境へ派遣した。これは世界で最も人口の多い2つの国の間で緊張が高まっていることを意味するだけでなく、中国共産党に対するインドの防御が受動的な防御から「攻撃的な防御」へと変化していることを意味している。
同報道について、インド軍およびインド首相府の報道官は、いずれもブルームバーグのコメント要請に応じなかった。
他の情報筋によると、中国人民解放軍(PLA)も最近、印中国境のパトロールを強化している。中国共産党当局は、チベットに新たな滑走路や軍用機の掩蔽壕(えんぺいごう)、飛行場などを増設しているという報道があった。北京はここ数ヶ月の間に、長距離砲や戦車を追加したという。
(翻訳・徳永木里子)