米メディアの報道によると、トランプ氏は26日、オハイオ州で開催された集会に出席し、90分の演説を行いました。演説で、2022年の中間選挙では、名前だけの共和党員「RINO派」ではなく「アメリカ・ファースト」の候補に投票するよう呼びかけました。集会への参加は退任後初となります。
同集会の目的の一つは、オハイオ州第16議会区で再選を目指す反トランプ派のアンソニー・ゴンザレス下院議員(共和党)に対抗する、共和党予備選候補のマックス・ミラー氏の応援です。ミラー氏はトランプ氏の元選挙対策副委員長で、トランプ氏からの推薦を受けています。
同集会でトランプ氏はバイデン政権の政策を徹底的に批判した後、「アメリカを救いたいと思うすべての人にとっての最優先事項は、中間選挙と2024年(大統領選)で勝利を収めることにあらゆるエネルギーを注ぐことだ」と述べ、まず来年の中間選挙で大規模な政治的リセットを行うことを呼びかけました。
また「今夜ここにいる皆さんと全国の愛国者の助けを借りて、来年、共和党の巨大な多数派を獲得した暁には、我々はやるべきことをすべて、そしてそれ以上のことをやり遂げる」と約束しました。
2024年の選挙に出馬するかについては、トランプ氏はスピーチで言及しませんでしたが、「私たちの運動はまだ終わっていない、むしろ私たちの闘いは始まったばかりだ」と述べ、出馬する可能性があると示唆しました。
同集会には数千人の支持者が参加しました。また、現場の様子はオンラインで視聴できるため、トランプ氏の演説の開始2時間前から、すでに3万8000人の支持者が待機しており、 トランプ氏が登壇する数分前には、ネット上の人数は18万1000人に達し、変わらず高い人気を保持しています。 トランプ氏の PAC 「Save America」 によると、トランプ氏は7月3日にフロリダ州サラソータで開催される選挙集会にも出席する予定です。2022年の選挙戦のラリーが本格的に始まりました。
(新時代Newsより転載)