米国疾病予防管理センター(CDC)は23日、米保健当局が新型コロナウイルス(中共ウイルス、COVID-19)ワクチンの接種後に心臓に炎症を起こした事例が1,200件以上報告されたと発表した。心臓専門医はmRNAのワクチンが確かに心筋炎の引き金になる可能性があることを確認した。そのため、CDCは、若者にmRNAワクチンを接種しないよう、あるいは1回のみの接種を勧めた。
ワクチン接種後の心臓の炎症に関する1,226件の報告のうち、827件はワクチンを2回目の接種後、心筋炎または心膜炎となった。また、267件は1回目の接種後、心筋炎または心膜炎を発症した。これらの患者のほとんどは男性であった。患者の約40%は29歳以下であった。
米ACIP(予防接種の実施に関する諮問委員会)の安全小委員会の議長であるグレース・リー医学博士は、これまでのデータから、青年・若年層の心筋炎がmRNAワクチン接種に関連している可能性があると述べた。
CDCはワクチン接種のメリットがデメリットを上回ると考えているが、ACIPは最終的に特定の年齢層に対してmRNAワクチンを推奨しない、あるいは1回のみの接種を推奨する可能性があると専門家は述べた。
(翻訳・吉原木子)