広東省深セン市全員を対象としたPCR検査が開始された(ツイッター動画のスクリーンショット)

 広東省深セン市の新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)の感染が、拡大し続けている。18日にデルタ変異株の新規感染者が2名確認され、19日に同市全員を対象としたPCR検査が開始された。

https://twitter.com/i/status/1406277207966707715

 公式メディアの報道によると、18日午後0時から24時までの間に、深セン市で新規感染者が2名確認された。深セン市当局は19日午後8時、蔓延予防措置に関する記者会見で、18日に確認された2名の感染者はいずれもデルタ変異株であると発表した。

 深セン市交通運送局は19日、20日0時以降、各交通機関で深セン市から離れる際、48時間以内のPCR検査の陰性証明書を提示する必要があると発表した。

 公式は、深セン市の感染状況が制御できると主張しているが、厳格な予防措置で住民が悲鳴を上げた。ネットユーザーが投稿した動画には、19日夜、竜華区観瀾街道にある大勢の住民が、一晩中PCR検査を受けている様子が映されている。ある体育館では、上の階から見下ろすと、PCR検査を待っている人たちが、まるで黒い山のように並んでおり、光景はかなり不気味である。

 公式の動きに対して、感染者がただの2人だけではないと、疑問視するネットユーザーもいた。

(翻訳・徳永木里子)