米メディアは、中国共産党(以下、中共)史上最高位の亡命者が、国防情報局(DIA)に新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)関連の機密を明かしたと報じた。同記事の情報筋は、亡命したのは中国の情報機関に相当する国家安全部の副部長董経緯であることを明らかにした。現在、中国最大手の検索エンジンである百度 (バイドゥ、Baidu ) にある董経緯に関する情報が、全て削除されたようだ。
中国法学会公式サイトによると、董経緯(男性)は1963年11月生まれで、中国共産党員、大学院学歴は理学修士である。現在、国家安全部党委員会副部長を務めている。かつて、河北省国家安全部党委員会書記・部長、国家安全部党委員会政治部主任、中共「 第十八次全国代表大会 」、「 第十九次全国代表大会 」代表、第13回全国政治協商委員を歴任した。また、中国法学会の副会長の一人でもある。
現在、中国国家安全部のホームページの紹介欄には、陳文清部長1人しかいなく、副部長の欄は空白になっている。
同情報筋によると、米国防情報局は、連邦捜査局(FBI)、中央情報局(CIA)、およびその他の関連機関に、全て中共のスパイがいると考えているため、これらの機関と董経緯との連絡を断っている。アメリカ陸軍感染症医学研究所は、董経緯の提供した情報は「非常に専門的である」と認めているとのこと。
(翻訳・吉原木子)