リベラルな科学者たちが武漢ウイルス研究所の流出説を否定した原因は、当時、トランプ大統領と関わりたくなかったからだとわかりました。以前、この話題を避けていた科学者たちが、このような議論に影を落としていた政治的な問題から解放され、ウイルスの起源について解決しようと取り組んでいるようです。
米ウェブサイト「Gateway Pundit」の17日の報道によると、米ハーバード大学のシルバー研究室(Silver lab)に所属する生物学者・アリナ・チャン(Alina Chan)氏は、リベラルな科学者たちは、ウイルスの起源に関する自分たちの信念について、米国民に何カ月も嘘をついていたと明かしました。その動機について、「彼らがこのようなことをしたのは、ウイルスについてずっと正しかったトランプ大統領と関係を持ちたくなかったからだ」と説明しました。
メディアなども「反トランプ」を理由に、「研究所からの流出説」を握りつぶそうとしていたと、一部当事者が認め始めています。
5月14日、18人の著名な科学者はウイルスの起源について、学術雑誌『Science』に「研究所からの流出説と『動物からヒトへ』の感染説のいずれもが有効だ」とし、さらなる調査が必要だと述べた書簡を発表しました。チャン氏はこの18人の中の1人です。この公開書簡をきっかけに米国内で「実験室流出説」の調査を求めるなど新たな動きが出ました。
チャン氏によると、科学者の中には、研究室からの流出説を公に語ることで、自分の言葉が誤解されたり、コロナウイルスの発生についての人種差別的な言説を支持するために使われたりするのではないかという不安があったといいます。
(新時代Newsより転載)