米国のバイデン大統領とロシアのプーチン大統領は16日、ジュネーブで3時間にわたって会談を行った。会談の後、両国首脳はそれぞれ会談の進捗状況を発表し、「現実的で建設的だった」と評価した。
両首脳は会談後、双方の合意事項をまとめた共同声明を発表した。「(今回の会合は)緊張状態にあっても、戦略領域における予測可能性を確保し、武力紛争のリスクと核戦争の脅威を低減するという共通の目標に向けて前進することができる」と記した。
バイデン氏はジュネーブを離れる際、記者団に「いい気分だ」と語った。プーチン大統領も会談後の発表会でバイデン大統領を称賛し、サイバーセキュリティ分野で協力すると明らかにした。
また、今回のサミット後、米露両国は互いの首都に大使を再配置し、関係改善の兆しを見せている。
(翻訳・柳生和樹)