中国製ワクチンの効果と安全性の低さが各国に非難されている。米ニューヨークに本社を置く銀行持株会社である「JPモルガン・チェース」はこのほど、中国製ワクチンを接種した多くの国では、7日間あたりの新規感染者数が減少せず急増し、うち3カ国の感染者数のグラフは一時的に垂直に急上昇したことを発表した。

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 米JPモルガン・チェースは11日、18カ国が中国製ワクチンを接種した後の、7日間あたりの新規感染者数の変化を記録したレポートを公式ウェブサイトに発表した。

 同レポートによると、ウルグアイ、アルゼンチン、チリ、ハンガリー、モルディブ、バーレーン、アラブ首長国連邦、セーシェル、ナミビアでは、中国製ワクチンを接種した後、ハンガリーのみが7日間あたりの新規感染者数は減少し、他の国では減少するどころか増加したという。

 感染者数が増加した国のうち、バーレーン、モルディブ、セーシェルの3カ国が最も深刻であった。レポートに掲載されている統計図表では、確認された感染者数が、一時的に縦軸の目盛り線の最大値を超えていたという。

 また、中国製ワクチンを選択したハンガリーでは5月1日まで、新規感染者数が大幅に増えていないが、10万人あたりの死亡者数が285人で、感染死亡率は世界最高の国となった。

 このほか、チリも中国製ワクチンを接種後に死亡率が急上昇した。アルジャジーラの報道によると、チリの国民のかなりの割合がワクチンを接種しているにもかかわらず、感染拡大に歯止めがかからず、医療体制が危機状態に陥ったという。セバスチャン・ウルガルテ博士は、「同国の70歳以上の患者はほぼ死亡しており、そのほとんどが中国製ワクチンを接種した」と述べた。

(翻訳・吉原木子)