12日深夜0時12分、貴州省貴陽市で化学原料のギ酸メチル(有毒液体)が漏れた事故が発生し、8人が死亡、3人が負傷した。事故の原因は化学品貿易会社がギ酸メチルを荷卸しする際に漏れたものだという。
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地元住民によると、12日の午前2時頃、刺激的な臭いがして目が覚め、家族全員がすぐに逃げ出したという。また、他の住民は、4人の家族が亡くなった。「今でも、体調が悪くて、呼吸が苦しいと感じている」と述べた。
化学物質が漏れた場所は、同社の化学原料を保管するための倉庫で、敷地面積は数百平方メートルで、数年前から借りているとある住民が語った。同倉庫は、同住民の家から数百メートルしか離れていないという。
ギ酸メチルは、無色でエーテル様の香りを持つ透明で、揮発性のある有毒液体である。呼吸器、目、鼻に対する強い刺激性があり、胸の圧迫感や呼吸困難を引き起こすことがある。
(翻訳・徳永木里子)