バイデン氏は9日、就任後初の海外訪問に出発した。バイデン氏は週末のワシントン・ポスト紙で今回の日程を予告するコラムに、「今回の訪問は、同盟国やパートナーに対する新たな約束を果たすためである。世界各地で発生している新型コロナウイルスのパンデミックを終息させるためであれ、加速する気候危機の要求であれ、中国(共産党)やロシアの有害な活動に立ち向かうためであれ、アメリカは実力の立場から世界をリードしなければならない」と記した。
中国共産党に対しては、バイデン氏は市場の競争力とコロナのパンデミックの起源に焦点を当てる。バイデン氏は先月、米国の情報機関がパンデミックの起源について、人獣共通感染か武漢の研究所からの流出か、という2つの「可能性」を持っていると述べた。 バイデン氏は、情報機関に90日以内にコロナの発生原因を解明するための追加調査を行うよう指示した。
バイデン氏はコラムで、中国共産党の「一帯一路」を非難した。彼は、世界の主要な民主主義国がインフラストラクチャに積極的に投資することを励まし、「中国に代わる高水準のインフラを提供し、物理的、デジタル的、健康的なインフラをアップグレードして、より対応力を高め、グローバルな発展をサポートする」と述べた。
バイデン政府はまた、中国(共産党)が「急速により自信を持つようになっており、経済力、外交力、軍事力、技術力を結集して、安定と開かれた国際システムに挑戦し続ける、唯一のライバルである」と警告している。
(翻訳・藍彧)