米ニュースサイト「阿波羅ネット」の11 日の報道によると、成人人口の50%以上がほぼ中国のシノファーム製ワクチンを接種完了したモンゴル国は最近、コロナウイルスの新規感染者数が増加し続けています。
米紙「NYタイムズ」のデータによると、モンゴルは9日、新規感染者が1312人、累計感染者数は約7万人に上ったと発表しました。感染者はほぼこの一カ月で急増したことがわかりました。
モンゴルは中国とロシアから大量のワクチンを購入しましたが、今回は主に中国製のワクチンを接種したようです。中国のシノファーム製ワクチンは不活化ワクチンで、つまり、ウイルス全体を不活化し、体の免疫反応を引き起こすための抗原として利用するのです。不活化とは、微生物などの病原体(ウイルス)を 熱、紫外線、薬剤などで死滅させる(感染性を失わせる)ことをいいます。
中国のワクチンについて、中国のワクチン専門家・陶黎納氏が1月にネット上に掲載したシノファーム社が開発した不活化ワクチンの説明書には、接種後73もの副作用が記載されており、世界で最も安全性の低いワクチンとされています。
中国疾病対策センタートップの高福氏は4月10日、中国製ワクチンについて「予防できる確率はあまり高くない」と述べ、後に発言を修正しました。
中国紙・毎日経済新聞7日付によると、世界保健機関(WHO)ワクチン研究開発委員会の顧問を務める邵一鳴氏は、中国製のワクチンは「感染を予防するもの」ではなく、「発病を防ぐものだ」と述べ、中国製ワクチンを接種しても感染するという状況はあり得るといいます。
(新時代Newsより転載)