ワクチンパスポート(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 フロリダ州とアラバマ州の知事がそれぞれの州で、ワクチンパスポートの使用を禁止することを発表したのに続き、テキサス州のグレッグ・アボット知事も7日に、ワクチンパスポートの使用を禁止することを発表した。

 アボット知事は7日、ある動画の中で、テキサス州のいかなる企業や政府機関も、誰かにサービスを提供し、あるいは、どこかの場所に入る前に、ワクチンパスポートやワクチンに関するその他の情報を、提供するよう要求してはならないと述べた。同州法に違反した企業は、テキサス州政府との契約を失う可能性がある。更に、州政府機構は同禁止令の遵守を、企業の営業許可書を取得する条件とすることができる。

 共和党が支配するアリゾナ州、インディアナ州、アイオワ州、モンタナ州、サウスカロライナ州、サウスダコタ州などは、いずれもワクチンパスポートに対する同様の方針を打ち出しているという。

 ホワイトハウスはこれまで、連邦政府がすべてのアメリカ人にワクチン(接種済)証明書の取得を、義務付けることはないと発表した。

 民主党が支配している一部の州でも、ワクチンパスポートに関連する法律を導入している。これらの法律では、ワクチンを接種した人は、バーやレストランでパーティーをする際にソーシャルディスタンスを保つ必要がなく、ワクチンを接種していない人は、6フィート(約1.8メートル)の距離を保つ必要がある。

 ニューヨーク市のバーやレストランでは、様々な対策を講じている。一部のレストランやバーでは、屋内の席をすべてワクチン接種者用に、屋外の席をワクチン未接種者用に確保しているところもあれば、1階のホールをワクチン接種者用に、2階の一部だけをワクチン未接種者用に確保しているところもある。

(翻訳・藍彧)