インドの感染状況は依然として深刻で拡大し続けている。6日の死亡者数は3000人を超えた。累計2900万人近くが確認され、34万人以上が死亡した。インドの変異株(Delta variant)は、インドでの感染拡大の原因として知られている世界的に最も感染力の強い変異株である。また、難聴、激しい胃の不調、体組織の壊死を引き起こす重度な血栓症など、一般の新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)とは異なる症状が出ることが、一部の医師によって確認されている。
ブルームバーグの報道によると、インドの医師6人が最近臨床で、インドの変異株に感染した患者は胃痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、難聴、関節痛、扁桃腺の深刻な炎症などの症状があることを発見した。ムンバイの心臓専門家であるGanesh Manudhane氏も、過去2カ月間に多くの血栓症患者を診ており、中には手足を切断しないと生きていけない患者もいると明らかにした。「以前は年に3〜4例しか診ていなかったが、今では週に1人のペースで血栓症患者を診ている」
過去の研究によると、インドの変異株は英国の変異株に比べて感染力が5割高いとされている。さらに、最近になって血栓症となる患者が増えてきたのも、専門家は変異株によるものだと推測している。しかし、その関係を明らかにするには、さらなる研究が必要だという。
(翻訳・藍彧)