2020年7月23日カリフォルニア州のリチャード・ニクソン大統領図書館・博物館の前で演説中のマイク・ポンペオ( Mike Pompeo)氏(イメージ:アメリカ合衆国国務省の映像のスクリーンショット)

 ポンぺオ元米国務長官はテレビに出演し、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)をめぐる中共の嘘にファウチ博士が加担していると指摘し、我々は中国共産党(以下、中共)に責任を取らせなければならないと訴えました。ファウチ博士は米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)の所長で、米大統領と今回のパンデミックに対処するホワイトハウスのアドバイザーでもあり、「米国の感染症研究の第一人者」と言われている人物です。

 今回のパンデミックの一連の疑惑をめぐり、ポンぺオ元米国務長官は3日、FOXニュースの「Fox & Friends」の番組で、「ここで重要なことは、最も大事なとき、つまり2020年1月初旬に中国がこの件を隠蔽していたときに、ファウチ博士は私が見たのと同じ情報を確実に見ていただろうということ。私たちは、実験室から発生したリスクが確かにあるということを知るはずだった。中共がそのことを誰にも知られたくないと思っていたことも知るはずだった」と、ファウチ博士は第一段階で情報を得られる立場であったと明かしました。

 「我々は科学的な情報の代わりに政治的な情報を与えられ、左翼のメディアではその情報を目にすることができる。科学よりも政治が優先されたため、我々は中共が世界に押し付けたものに対応するのが遅れたのだ」とファウチ博士にも責任があると指摘しました。

 早いうちから米政府に警告していたポンぺオ元長官は、さらに5月初旬になって、武漢ウイルス研究所から流出した説を示す証拠が積み重なり、市場説は通用しなくなったと示しました。

 ファウチ博士の電子メールが公開されたことについて、ポンぺオ元長官は「現在ご覧になっているこれらのメール(内容)は、中国国内のプロパガンダ機関が圧力をかけていたことや、世界保健機関(WHO)が圧力をかけていたこと(推進していたこと)と、完全に一致している」と述べました。

 続いて「忘れてはならないのは、これまでずっと、中共からの情報がなかっただけでなく、中共はウイルスがアメリカから来たものだと伝えようとしていたということだ。これが当たり前だというプロパガンダを盛んに行っていた。彼らは一生懸命やっている。我々は中共に責任を取らせなければならない」と訴えました。

(新時代Newsより転載)