世界最大級のブラジル食肉加工メーカーJBSは先週末のハッキング攻撃から徐々に回復し、2日にサービスの大部分を再開しようとしている。JBSの同日の声明によると、ほとんどの加工工場での生産が再開し、一部の生産現場の作業員はすでに通常のシフトスケジュール通りに作業を行っているという。
JBS工場の生産停止により、食肉価格は上昇し、米国農務省(USDA)が2日に発表したデータによると、ケース販売されている精製牛肉の価格は100ポンドあたり5.60ドル(約618円)上昇し、340.16ドル(約37512円)となり、ここ1ヵ月で最大の上昇幅となった。
外食産業向けのサプライヤーであるG&C Foods社の購買ディレクターのジョン・スティーブンス氏は、工場の生産停止が続けば価格はさらに上昇し、時間が長引けば長引くほど問題は大きくなるだろうと述べた。今後、肉の供給が滞るようであれば、「供給できる量が限られている」ため、顧客への供給を制限する必要があるという。
(翻訳・藍彧)