トランプ前米国大統領は3日午後、(武漢)研究所から新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)の漏洩によるパンデミックを引き起こしたという説は「すべての人」に支持されているとし、中国共産党(以下、中共)政権に賠償金を求めるべきだと述べた。中共政権に10兆ドル(約1000兆円)の賠償金を要求するよう呼びかけた。

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 トランプ氏は声明の中で、「アンソニー・ファウチ博士(アメリカ国立アレルギー・感染症研究所所長)と中国(共産党)との間のコミュニケーションは、誰もが無視できないほど大げさに行っている」とし、「中国(共産党)は、自分たちの責任で引き起こした死亡と破壊に、米国と世界に10兆ドルを支払うべきだ」と述べた。同氏はまた、現在はほとんどの人が「研究室流出説」を支持しており、自分に反対している人でも「新型コロナウイルスは武漢研究所流出説について、トランプ前大統領は正しかったと言い始めている」と述べた。

 世界銀行のデータによると、2020年の中国全体のGDPは23兆ドル(約2500兆円)を超えたという。トランプ氏は、その金額の半分近くをパンデミックの賠償金に充てることを要求したとされている。

 トランプ氏の声明は、今週、ファウチ氏の電子メールの内容がメディアで公開された後に発表したものである。「バズフィード(Buzfeed)」や「デイリー・メール」などのメディアが1日、法律関係者の要請により開示された2020年1月から6月までのファウチ氏の電子メールを公開した。ファウチ氏はコロナ発生の初期に、新型コロナウイルスの発生源が中共の研究室から流出した可能性があるという考えを複数の関係者と話し合っていたという。また、ファウチ氏は2020年3月から4月にかけて、中共の疾病対策予防センター(CDC)の高福主任と親密な関係にあったと指摘された。

(翻訳・藍彧)