ハンガリー政府は、中国の復旦大学の分校を首都ブダペストに建設する予定だが、与野党の両方から激しい反対を引き起こした。ブダペスト市のカラーチョニ・ゲルゲイ市長は2日、中国共産党政権による人権侵害を非難する意味で、復旦大学分校を囲む大通りの名前を変更すると発表した。

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 ブダペスト市政府は、香港の民主主義を支援する「Szabad Hongkongút(意訳:自由な香港通り)」、新疆の人権を支援する「az Ujgur Mártírokútja(意訳:ウイグル犠牲者通り)」、チベット人を支援する「a Dalai Lámaút(意訳:ダライ・ラマ通り)」、中国共産党政権によるカトリック教会の司教謝仕光氏への迫害を追悼する「Hszie Si-kuang püspökút(意訳:謝仕光司教通り)」という4つの通りの名称変更を決定した。これらの通りの名前のいずれも北京のレッドラインに挑戦しており、中国共産党を非難している。

 この4つの通りは復旦大学分校の建設予定地周辺に位置している。ブダペストのカラーチョニ市長は、復旦大学分校が自分の街に来ないことを願っているが、残念でそうなった場合、大学に入るためにはこれらの通りを渡る必要があると述べた。

(翻訳・徳永木里子)