中国の学術界では近年、論文の盗用や代作などのスキャンダルが相次いでいる。日本京都大学はこのほど、学術上の不正行為を理由に中国人博士の学位を取り消た。これは同校創立124年以来、初めてのことである。博士号を取り消された留学生の名前は金晶氏(女性)で、現在は上海電力大学外国語学院で日本語を教えている。5月28日、上海電力大学はウェイボー(Weibo、微博)で金晶氏を解雇したと発表した。
ネットユーザーによると、2019年、京都大学は金氏の論文に盗作の疑いがあるという告発を受けて調査を始めたという。2020年8月、京都大学は、同論文には9カ所の引用を明確に表示していない箇所や、他人のアイディアなどを参考して使った計11カ所の不適切な点があったため、盗作であると認定した。5月25日、京都大学は金氏の博士号の取消しを発表した。同校の責任者は事件について記者会見を開き、謝罪した。
京都大学は、東京大学の設立に続く日本で2番目の国立大学で、11人のノーベル賞学者を輩出したことから「科学者のゆりかご」と呼ばれている。
京都大学は創立以来124年間、不正行為で博士号を剥奪されたことがなかったため、多くの中国メディアは日本の報道を転載する際に、京都大学が金氏の博士号を剥奪したのは「大学創立100年の歴史で初めてだ」と強調した。
https://youtu.be/dBQQpC8sg08
(翻訳・藍彧)