(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 4月17日、アメリカのユタ州ローガン高校で、毎年恒例の「グリズリー招待選手競技会(Grizzly Invitational)」が開催されました。女子800メートルリレーの2次予選、最後のアンカー勝負に差し掛かったところで、一匹の犬がトラックに乱入し、まるで韋駄天のように驚異的なスピードで次々と選手をかわしていきました。最後の直線で第2レーンを走るこの犬は、ゴール前50メートルのところで先頭を走っていたグレーシー・レイニー(Gracie Laney)さんに並びかけ、ゴール寸前で前に出ました。一躍注目の的となったこの犬は、客席からの大歓声を浴びました。

 犬の名は「ホリー(Holly)」。測定によると、ホリーはゴールまでの100メートルを10.5秒で駆け抜けました。この記録は、かのウサイン・ボルトの記録にあと1秒に迫るものです。

 残念ながら2位となったレイニーさんはとても驚くと同時に、この小さな併走者を踏んでしまわないように必死だったそうです。また、ゴール前で競り負けたことよりも、この犬と一緒に写真を撮れなかったことを残念に感じているそうです。

 競走の様子を記録した動画は、YouTubeでの総再生回数が100万回を超えました。韋駄天ホリーちゃんは1分38秒から登場します。

 

(翻訳・常夏)