4機のF-16A(戦闘機)は25日0時57分、訓練任務のために米国に向かった。台湾当局によると、台湾と米国を行き来する訓練が少なくともあと4回あり、台湾のパイロットが空中給油の技術や運転経験を向上させるのに役立っているという。
注目すべき点は、今回米国に戻ったF-16A単座戦闘機の、機体の既存のオリジナルデザインがすべて消されてしまっていた事だ。国を代表する中華民国の国章、空軍第5軍団を代表する徽章、台湾本土のローカルな意味合いが込められているアミ族の「太陽神」トーテムも消されていたことで、台湾空軍の異常な謹慎さに、外界が強く関心を示した。
台湾国防部の虞思祖軍事報道官はこれに対し、現在の国軍の主要戦闘装備の外観は、国章、装備のシリアルナンバー、部隊の模様などが明らかに表記されており、敵から身を隠す効果ができないため、国防部は軍部に対し、装備の塗装や迷彩の際には、実戦のニーズに合わせて「低視認性塗装効果」を実現するよう指示しているという。
(翻訳・藍彧)