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 シカゴ税関・国境警備局(CBP)は18日、中国からの偽札685,000ドル(約7476万円)相当を押収したと発表した。これは孤立した事件ではなく、偽札が違法行為の資金源として使用された可能性があるとのこと。

 シカゴ税関のマイク・ファイファー副局長は同事件について声明で、「偽札は、人身売買や麻薬、さらにはテロなどの違法行為の資金源となることが多く、儲かるビジネスになっている」と述べた。

 シカゴ税関は4月6日、1月1日から3月31日までの間に、100個のコンテナを押収し、そのほとんどが中国からのもので、偽の米コインや米札、さらには偽のユーロ紙幣を含む164万ドルの偽札を押収したと発表した。4月23日、シカゴは紙幣と小銭を含む281個のコンテナを押収し、その95%が中国から直接出荷されたものであると発表した。

 2019年10月から2020年9月にかけて、シカゴ税関は1,060万ドル以上の偽札を押収したと発表した。米税関は、押収した偽造品の多くが中国からのものだという。米国土安全局の統計によると、2019年度には、表面価値15億米ドルの偽造品が、27,599もの異なる輸送ツールを経由して米国に輸入されようとした。その半数近く(48%)は中国から直接出荷され、また35%は香港から出荷された。偽造品の多くは「腕時計・宝石類」が15%で、「衣類・アクセサリー」が14%を占めていた。

(翻訳・藍彧)