米疾病予防管理センター(CDC)が14日に発表した最新情報によると、10日まで、米国では1億1,500万人以上が新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎、COVID-19)のワクチンを予防接種した。1,136人が予防接種後にコロナに感染して入院治療が必要となり、うち223人が死亡した。
また、入院患者のうち342人(約3割)は、無症状あるいは新型コロナウイルス感染症によるものではなかった。死亡した患者のうち、42人(約2割)は無症状あるいは新型コロナウイルス感染症が原因ではなかった。
CDCのロシェル・ワレンスキー所長は16日、 米ニュース番組CNNのインタビューで、「多くの病院では、入院したばかりの患者に新型コロナウイルス感染症の検診をしており、確認された223人すべてが、新型コロナウイルス感染症で死亡したわけではなく、心臓発作などの死に至るような症状だった可能性がある」と述べた。
CDCが発表したデータは、米国の46の州と領地の報告を集計したものであり、また一部の州では、ワクチン接種後の入院や死亡のデータをCDCと共有していなかった。そのため、データは不完全または代表的ではない可能性があるため、上記で発表された数字は過小評価されている可能性が高いとCDCが考えている。
(翻訳・藍彧)