中国メディア13日の報道によると、10日午後2時40分頃、強風と大雨のため、浙江省衢州市のある涼亭で、11人が雨宿りをしていた際に、崩壊事故が発生した。4名が重傷を負って病院に送られ、死亡が確認された。
事件後、衢州市情報局の公式ブログは5月10日午後10時27分に、招賢鎮泉目山村付近の涼亭が倒壊し、雨宿りをしていた7人が負傷し、うち4人が重傷を負い、現在治療を受けているという知らせを出した。中国中央テレビジョンは11日午前0時58分に、7人の救出が成功し、そのうち4人が重傷を負い、負傷者は現在も病院で全力治療を受けていると発表した。
しかし、死者の遺族である方さんは、10日午後3時40分に病院に駆けつけた際、治療放棄の同意書にサインするように言われ、その後まもなく父親は命を落としたと語った。11日に中国公式や一部メディアの「負傷者はまだ病院で治療を受けている」という報道内容と相違していると指摘した。さらに、11日の午前3時時点で、4人の死者の遺体が相次いで葬儀場に搬送された。
もう一人の死者の遺族である鄭さんはメディアの取材に対し、義理の父がいつ亡くなったのか、いまだにわからないと答えた。 「最も受け入れがたいのは、義父の遺体が家族に何の事前連絡もなく葬儀場に送られたのだ」。 報道によると、方さんの家族も当局から連絡を受けておらず、事件現場に居合わせた人から教えてもらったという。
中国で「おから工事」が負傷者を出すことが多々ある。最も甚大な被害をもたらしたのは、四川省汶川の大地震で校舎が崩壊し、数千人の児童が犠牲になったことが挙げられる。 昨日は汶川地震の13周年記念日と重なり、綿竹市で300人以上の学生の遺族が現地当局に陳情に出向いた。 13年間続けてきたが、彼らの訴求は未だ解決されていない。その挙句に、一部の人が繰り返し弾圧に遭遇している。
(翻訳・神谷一真)