中国共産党当局は、第二次世界大戦中に軍用機が駐機していた飛行場を再利用し、ハワイから南西方向に2,000マイル(約3,220キロ)離れたキリバス領の島、カントン島で滑走路や橋を整備する計画を立案した、と海外メディアが報じた。
英紙「デイリー・メール」9日の報道によると、同島はハワイの米軍基地の南西1,864マイル(約3,000キロ)の距離のところ、珊瑚礁の環礁があり、アジアとアメリカ大陸の間の戦略的な場所に位置する。
外界は、中国共産党が同島で空港を建設すれば、それが足がかりになると懸念している。中国共産党が飛行場を近代化・改良して使用可能な面積を増やせば、軍事的な利用も可能になる。また、同島はハワイ、オーストラリア、ニュージーランドを含む地域の間に位置する戦略的な場所であるため、偵察機の打ち上げにも使用できる。
同島はかつて米国が宇宙やミサイルの追跡作戦に使われたことがあり、6,230フィート(約1,900メートル)の滑走路には戦時中、長距離爆撃機が駐機していた。衛星画像によると、滑走路の長さは約8,000フィート(約2,440メートル)である。
(翻訳・徳永木里子)