病院にいる梁珍氏(写真撮影:看中国/李晴)

 米国務院、欧州要人及び報道関係組織は、11日の香港大紀元記者梁珍氏の暴行被害について、相次いで声明で非難した。

 香港大紀元記者梁珍氏は11日に容疑者にバットで約1分間殴打され、両足に数か所負傷した。その後、容疑者はプレートナンバーが「TV3851」の車で逃走した。梁珍氏は、今回の暴行被害は中国共産党当局による仕業だと考えており、その目的は「大紀元」を黙らせるためであると話した。

 米国務院は同日声明で、「米政府は大紀元記者への暴行犯罪を非難する。記者への攻撃は受け入れがたいもので、あってはならないものである。香港当局に同暴行事件、及び香港大紀元印刷所が放火された事件を全面的に調査するよう求める」と述べた。

 米フロリダ州のグレグ・ステューブ下院議員は「今回の暴行事件は中国共産党が暴力を用いて、その人権における罪を問う者と批判者を黙らそうとし、香港鎮圧のさらなる証拠である」と述べ、「今回の中国共産党スパイであろう加害者の法律責任を追及すべきである。我々は国会での責務を果たし、香港の民主と言論自由を守り続ける」と強調した。

 デビッド・アルトン英貴族院議員は「梁珍氏への野蛮な暴行は恥ずべき行為であり、非難されるべきだ。今回の暴行事件は、真実を語る者を脅迫、恐喝しようとするある種のイデオロギーの暴力的な本質を暴露した」と話した。

 米国非営利組織であるジャーナリスト保護委員会(CPJ)と国境なき記者団(RSF)、及び香港記者協会も声明で同暴行事件を非難した。

(翻訳・北条)