米ニュースサイトBreitbartの9日の報道によると、米ユタ州ウィーバー郡の共和党(GOP)は8日に開かれた大会で、トランプ氏の弾劾に2回とも賛成票を投じた同州選出のミット・ロムニー連邦上院議員を問責しました。
同郡の共和党リーダーは「ロムニー上院議員を問責する決議は、ウィーバー郡GOPのメンバーによって116対97で可決された」と明かしました。
決議文には「弾劾は大統領の正当な手続きを否定し、偽造された証拠を認め、調査のための十分な時間を提供しなかった 」と「米国憲法に従っていない」と書かれており、弾劾は不当であるとしています。 そして、トランプ大統領弾劾に反対票を投じた同州選出の共和党上院議員1人と下院議員4人にそれぞれ、感謝の意を表す言葉を決議文に加えました。
ユタ州で選出された上院議員2人と下院議員4人はすべて共和党議員で、トランプ氏弾劾において、6人中ロムニー上院議員のみが有罪に投票しました。
ロムニー議員を問責するのはウィーバー郡だけではなかったようです。DailyMail紙によると、同州のワシントン郡の共和党は4月にも、同様の理由でロムニー議員の問責決議を行っていました。
また、5月上旬のユタ州共和党大会でも、ロムニー議員は講演する際、出席者から「共産主義者」「裏切り者」とブーイングされました。同大会中でも、ロムニー議員を問責する投票が行われましたが、州全体で798-711と不成立になりました。しかし、ロムニー議員への支持が確実に低下し続けていることは間違いないようです。
(新時代Newsより転載)