米ニュースサイトBreitbartの7日の報道によると、 ミシェル・オバマ元大統領夫人は、7日に放送された「CBS This Morning」という番組で、「人々がB L Mの街頭抗議活動に参加するのは、そうしなければならないからだ」と語り、BLMを擁護するような発言をしました。
ミネアポリス市の元警官デレク・ショービン被告が黒人男性ジョージ・フロイド死亡事件で有罪判決を受けたとき、オバマ夫妻は共同声明の中で、「真の正義は、一回の裁判で出された一つの判決以上のものがある 」と述べました。
司会者がこの声明に触れると、ミシェル氏は、「判決が下ったことで、私たちは少し安心しているが、まだやるべきことがある。だから、私たちは、『素晴らしい。これで終わりだ。次に進もう』とは言えない。なぜなら、私たちの多くは、食料品店に行くときも、犬の散歩をするときも、子どもに免許証を取らせるときも、いまだに恐怖を感じながら生活しているからだ」と、同活動が続く必要性があると訴えました。
また「だから、私たちはこのことについて、もっと話し合わなければならない。そして市民の皆さんにもう少し耳を傾けてもらい、私たちを信じてもらい、私たちが外で行進したくないことを知ってもらわなければならない。つまり、BLMの子どもたちは、このことを心配する必要がないと思っている。彼らが街頭に立つのは、そうしなければならないからだ」と説明を加え、BLMの抗議活動への支持を示しました。さらに「彼らは私たちが本物の人間であることを人々に理解してもらおうとしている。多くの人が私たちに対して抱いている恐怖心は不合理であり、それはただ悲しい、暗い歴史に基づいている」と語り、その歴史に責任があると暗示しました。
フロイド死亡事件をきっかけに、BLMの抗議は過激化し、昨年5月末の約半月だけで、BLMの暴動、略奪、破壊により、保険会社の支払いは10億ドル(約1086億円)に上りました。そしてその後、米共和党が多数を占める34州の議会では、最近相次いで、抗議デモ中での暴力を取り締まる「暴動防止法案」を法律化しようとしています。
(新時代Newsより転載)