米「Gateway Pundit」の記事によると、ユタ州選出のミット・ロムニー 連邦上院議員は1日、ウェストバレー市で開催されたユタ州共和党大会でスピーチする際、出席者1900人以上いる会場から拍手もあるなか、激しいブーイングも浴びて困惑しました。
ロムニー議員を「共産主義者」「裏切り者」と叫んでいた参加者らもいました。ロムニー議員はブーイングが続くなか、「私は自分の言いたいことを言う男で、前の大統領の性格的な問題が好きではなかったことはご存知でしょう」と言い、ブーイングがさらに強まりました。しばらく沈黙し、続いて「恥ずかしくないのか?」と述べました。
ユタ州共和党の会長が「もっと敬意を払うべきだ」と会場の参加者らに呼びかけましたが、ブーイングが続いていました。この状況下で、ロムニー議員は講演を継続し続け、終えるとすぐに退場したそうです。
ロムニー議員は2012年大統領選における共和党の大統領候補者で、対抗相手のオバマ元大統領に敗戦しました。同議員は共和党上層部の反トランプ派の一人で、2020年2月5日の上院でのトランプ大統領弾劾裁判において、共和党から唯一造反し、有罪票を投じた議員で、共和党支持者から大批判を受けました。
しかし、今年5月1日、ロムニー議員に対する問責決議は不成立となりました。その問責決議は、賛成711票、反対798票となり、州共和党内の明確な分裂を示す結果となりました。
(新時代Newsより転載)