21日夜、パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタにある高級ホテル「セレナホテル」の駐車場で爆発が発生し、少なくとも4人が死亡、12人が負傷した。中国大使は同ホテルに宿泊していた。
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パキスタンのシーク・ラシード・アフマド内相はフランス通信社に対し、少なくとも4人が死亡、12人が負傷し、今回の事件が「テロ行為だ」と語った。また、「大使をはじめに、4人の中国の代表団がホテルに宿泊していた。爆発の際、大使は会議のために外出していた」と述べた。
バルチスタン州は天然資源に恵まれているが貧しい州であり、住民は地元の天然ガスと鉱物資源から公平に利益を受けていないと不満を持っている。数十億ドル規模の中国(共産党)が投資している一帯一路の重要な計画「中国・パキスタン経済回廊(CPEC)」が同地域に関与していることで、現地の民衆は、新しい仕事の機会がほぼ外部の人間に奪われ、利益を得られなくなっていることに、更に憤慨している。今回のテロは中国代表団を狙ったのではないかと分析した人もいる。
(翻訳・藍彧)