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 アメリカの大学を卒業したばかりの大学生が、冬季の大規模な徴兵制で、法に基づいて徴兵され、最も過酷で危険な海兵隊に入隊しようとしています。

 この若者は、海兵隊に選ばれたという知らせを知ってからずっと不安そうな顔をしていました。大学で教鞭を執る祖父は、孫の元気なさそうな顔を見て、「孫よ、心配することはありません。 海兵隊に入ると2つのチャンスがあります。1つは内勤部門に残ること、もう1つは外勤部門に配属されることです。内勤部門に配属されていれば、全く心配する必要はありません」と諭すように話しました。

 若者は祖父に、「もし外勤部門に配属されたら?」と尋ねました。

 祖父、「それにしても、アメリカ国内に残るチャンスと、海外の軍事基地に配属されるチャンスの2つがあります。アメリカに配属されれば、心配はないでしょう」

 若者、「じゃあ、外国の基地に配属されたら、どうしましょう?」

 祖父、「それも、平和で友好的な国に配属されることと、国連平和維持地域に配属されることの2つのチャンスがあります。平和で友好的な国に配属されたら、それはそれで感謝すべきことだと思います」

 若者、「もし僕が不幸で平和維持地域に配属されたら?」

 祖父、「それにしても、チャンスは2つあります。1つは無事に帰ってくること、もう1つは不幸にして負傷することですね。無事に帰ってこれたら、余計な心配はいらないでしょう」

 若者、「不幸にも負傷したら?」

 祖父、「チャンスは同じく2つで、1つはまだ生きていること、もう1つは全く救えません。 命が助かるなら何の心配もありません」

 若者、「もし助からなかったら?」

 祖父、「チャンスは依然として2つあります。果敢に戦場に突っ込んで国家の英雄として死ぬか、こっそり隠れていても無残に殺されます。もちろん前者を選ぶだろうし、英雄になるのだから何も心配することはありません」

 人生にどんな出会いがあっても、2つのチャンスがあります。1つは良いことで、もう1つは悪いことです。良いことの中で、悪いことが隠れており、悪いことの中には、また良いことが暗示されています。重要なのは、私達がどのような角度や気持ちでそれに対応するかということです。

(翻訳・藍彧)