台湾国防部の最新予算凍結解除報告書では、米軍が台湾に売却したジャベリン対戦車ミサイル400発と42システムは2022年に一括して台湾に納入され、台湾の対機甲戦能力が効果的に強化されると指摘した。また、戦闘装甲を強化するため、米国からM1A2Tエイブラムス戦車を108両調達した。
データによると、ジャベリン対戦車ミサイル(FGM-148 Javelin)は、米国が開発した対装甲車ミサイルで、ミサイル本体と重複使用可能な発射機がシステムとなっており、敵の装甲車に対して強力な殺傷力と破壊力を持っている。その強い破壊力から「戦車キラー」と呼ばれている。
台湾の中央通訊社によると、米国から108両のM1A2T戦車を購入する予定という。台湾国防部の公開データによると、M1A2T戦車には120mm口径の滑腔砲が搭載されており、有効射程距離で850mmの均質な鋼板を貫通することができる。本体の複合装甲は850mmまでの装甲貫通に耐えることができ、保護能力を強化し、敵戦闘車両の射撃に対抗することができる。同戦車は「地上最強の戦闘車両」と呼ばれている。
台湾軍によると、米側は最近、M1A2T戦車の取り付け手順や、修理保証、訓練場、戦闘要塞、シミュレータ取得、ガイドライン作成などのプロジェクトを含む現場調査のため、台湾にスタッフを派遣した。台湾陸軍も84名の陸軍兵士(操作担当36人、整備担当48人)を米国に派遣して訓練を受ける予定であるという。
(翻訳・藍彧)