米ニュースサイト「阿波羅ネット」の11日の報道によると、トランプ氏は10日夜、マー・ア・ラゴで行われた献金者の集会で、「共和党は2022年中間選挙で、連邦上下両院の多数を奪還でき、そして2024年大統領選でホワイトハウスを奪還できる自信がある」と語り、「勝つためには過去4年間の成績に加え、更に頑張り続けることが一番大事だ」と強調しました。
同集会からトランプ氏は共和党で大きな影響力を持っていることが伺えます。同集会の参加者は同日の昼間にマー・ア・ラゴより数km離れたホテルで行われた共和党全国委員会が主催した春季献金者大会の参加者です。参加者らは夜になると、バスに乗ってマー・ア・ラゴに行き、トランプ氏の講演を聞いていました。
トランプ氏は講演の中で、現政権の一連の政策を批判し、特に米国境に現れた大量の不法移民について、「現在の国境を越えた不法移民は2006年以後最悪の事態に陥っている。この問題だけで、我々は上下両院とホワイトハウスを奪還できる。急進的な国境開放思想を持つリベラル派のカマラ・ハリスを米国の国境警備の責任者に任命することで、バイデンはすべての不法移民に向けて、米国の国境は開放されているので、不法入国ができるという大きなメッセージを送った」と現政権の無能さを指摘しました。
カマラ・ハリス氏は、任命されてから国境の視察や記者会見をいまだ行っておらず、対策も打ち出していません。 代わりに6日、シカゴのブラウンシュガーベーカリーに現れ、事業主や地元の政治家と交流したとFOXニュースに報じられ、批判が相次いでいます。
ちなみに米ウェブサイト「Gateway Pundit」は、トランプ氏の「Save America PAC」はすでに8500万ドル(約93億円)超の資金を集めており、共和党から資金をもらえなくても、選挙資金が足りるため、共和党の反対派と決戦すべき時がきたとの見解を示しました。
(新時代Newsより転載)