世界最大の島であるグリーンランド(デンマーク領)で6日に議会選挙が行われ、左派野党のイヌイット・アタカチギット(IA)が37%の得票率で勝利を収めた。IAは翌日すぐにクベーンフェルドでの大規模なレアアース開発プロジェクトに、反対な立場を重ねて表明したと同時に、採掘を目論む中国系の豪企業グリーンランド・ミネラルズに警鐘を鳴らした。
報道によると、2012年に中国国土資源部の徐紹史部長がグリーンランドを訪問後、両国の交流が盛んになった。中国共産党は2018年に「中国の北極政策」を発表し、「氷のシルクロード」という考えを示した。
グローバル温暖化で氷床溶解加速によって北極圏の行き来が容易になり、グリーンランドでの投資が人気を集めている。中国共産党によるレアアース開発を阻止するために、米トランプ前大統領は2019年8月にグリーンランドの購入を検討していた。
(翻訳・北条)