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 米疾病予防管理センター(CDC)のロシェル・ワレンスキー所長は7日、ホワイトハウスのアウトブレイク対応チームの記者会見で、米国の50州では1.5万人以上の感染が報告されたと述べた。ここ数週間の新たな感染者は、ほとんど英国型変種株に感染している。

 ワレンスキー所長は、毎日300万人がワクチンを接種しているにもかかわらず、感染者が増え続けていることを懸念している。イギリス型変異株の感染力がより強く、若いアメリカ人の間で広まっている。

 ボイス・オブ・アメリカによると、最新データでは、米国においてこの7日間以来、新たな感染者数は1日平均62,878人に上り、前週から2.3%上昇した。1日の入院件数も過去1週間で約2.7%増加し、30代、40代の大人が重症で入院するケースが増えている。

 これを受けて、ジョー・バイデン大統領は6日、19日までにアメリカのすべての成人に、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)ワクチンを接種する資格があると発表した。これは予定の5月1日の期限より2週間前倒しになった。

 ホワイトハウスによると、アメリカ人の3人に1人が1億5千万剤以上のワクチンを接種しており、成人の約4割が少なくとも1回の接種を受けており、アメリカ人のほぼ2割は接種済みだという。

 現在、バージニア州や首都ワシントン周辺地域など、一部の州では、供給不足が発生している。

(翻訳・藍彧)