中国船が先月フィリピン南西部のウィットサンリーフに200隻出現。尖閣諸島海域への度重なる侵入など、南シナ海で高まる緊張情勢に対応し、米沿岸警備隊(USCG)と海兵隊は、同海域でエスカレートする中国海警船と人民軍海上民兵がもたらす複数の脅威に対抗する。
米軍事ウェブサイト「military.com」は5日、米沿岸警備隊は昨年から西太平洋で、海上の安全パトロールを配備していると報じた。
今回の任務を執行した沿岸警備隊巡視船「キンボール」の船長ホリー・ハリソン大佐は、「ここ数ヶ月オセアニア地域や地域同盟国とともに海洋秩序と漁業保護の支援活動を行っており、その目的は、中国共産党との海上覇権の対抗において、米国があらゆる海軍力をもって地域の同盟国やパートナーを支援する準備ができている見せしめである」と述べた。
同ウェブサイトは5日、米沿岸警備隊がハワイのホノルルに高速応答の巡視船5隻を配備し、「世界最大の遠洋漁業船団を所有している中国(共産党)」の不法漁業に対抗することを目的としていると報じた。さらに重要なのは、「中国(共産党)は、武装装備した人民軍海上民兵を使って攻撃的な作戦を展開している」ということである。
同報道では、3,000隻を超える中国(共産党)の海上民兵が公海や他国の主権水域で積極的に侵略活動を行っており、「中国(共産党)は自国の船舶の管理にもっと責任を持たなければならない」と強調した。
(翻訳・藍彧)